『手応えあり!
もう後戻りはできないよ、ドロシー!』
(……うん)
[ジェムを3つ青緑へ押し当ててから。
槍をぎゅっと握り、水球が命中したと思われる方角へ、何も言わずに真っ直ぐ走る。
そのまま、左下段から斬り上げるべく。
本来なら自分の位置を把握しづらいように、回り道をしたり物を投げて別の場所で音を立てたりするべきなのだろうが、自身が水属性なせいだろうか、夜目が全く利かないため、正確な場所へ行けなくなる可能性がある。
故に、
足音をよく聴いていれば、正面から馬鹿正直に向かってきていることなど、すぐにわかってしまうだろう*]