―翌朝:右舷機関室―[欠伸を噛み殺しながら、作業を続ける。固く油くさい床に転がっての仮眠では、やはり、熟睡は難しい。窓もない艦底の機関室では判らないが、おそらく8時は過ぎている(>>119)だろう]……あ、いかん。ナットが……、[手を滑らせて、部品を転がした。眠気が吹きとぶような音が響いたのは、そのときだった]