離し――
[恐怖の色を張り付けて、相手の手を振り払おうとするのだが――…]
『待たせて済まなかった。』
[ついで駆けつけたシスター>>92に、抱き寄せられて、声をかけられ、そこで初めて相手の正体に気づく]
『もういいい。もういいんだ。』
[続けてかけられた言葉を聞いて、積み上がっていた猜疑心>>20が自己嫌悪として置き換わり]
――…ごめっ……ごめんなさい……なさい……
[ぼろぼろ涙をこぼしながら、謝罪の言葉を連ねるだろう。
それは、隠そうとしていた相手の正体を露見させてしまったからなのか、相手を疑っていたからなのか――…]