>>116
…ほんとにそう思ってるかしら?
[衣装が気に入らなくて、少し不機嫌そうにそうこぼして。
しかし長い間じっとしている機会などなかなかなく、
それは疲労を伴いつつも楽しかった。
長い間見つめられるのだって、
落ち着かなくも、居心地が悪いものではなかった]
…んーっ…。
[やがて終了を告げられ、大きく息を吐いてから伸びをひとつ。
絵を渡されると、目を細めてそれを見つめる。
その絵の上手さや価値などはよくわからない。
ただ、とても嬉しいと思った]
素敵だわ。…ありがとう。
[ゆるく笑んで絵を抱えて、「それもちょうだい」と、
先程のノートに描いた絵を指差す]