[扱いやすい短剣を取り出すとバランに近づき、血の海に片膝をついて。いくつかの肉の塊と化した醜い物の胸に突き立て、切り開く。][躊躇する無く手を差し入れれば、もはや脈打つ事なのい赤黒い肉の臓物を掴んで、取りだした。ぶよぶよとした肉塊は、切り刻まれた本人同様。とても醜い形をしている――。]