― メニューについて ―
[トーマスの食堂に主な客層は職人であったり農民であったりした。
主要の客層は、働き盛りの男性が多かった。
手軽な金額で、しっかり食事をとれるように。高級品などではなくなじみ深い料理が多かった。
その反面、甘味などはメニューに多くはなかった。甘味は嗜好品という考えがあったからだ。
気付いたのはユーリエが氷菓菓子のレシピを持ってきた時だ。シルキーにも賛同された。
そう、『世界軸』にはいつものような客層はいない。いや、それでもたくさん食べる人間はいるはいるが、柱だけでも男女比は3-5であり、仔竜や、小さくなったシェットラントを思うと、3-8なのだ。
メニューを見直す時が来たようだ。別に今までのを減らす必要はない。前よりも料理に対しての作る量や時間は減っている。だから甘味を追加していく方針となった。
そのことにより、女子会するときに渡すためのお菓子作りをという仕事が増えるということもあった。]