人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


伯爵家・次男 フェリクス

[>>187観察されているとは知らず、掌から伝わる熱に愛しさが込み上げてくる。
グランドピアノの側で彼を抱き締めて―…。>>178]

…?

[少しソマーリュの心臓の音が早くなったような気がした。
不思議に思い、背中に回した手はそのままに顔だけを上げた。
自分も、と言われれば無防備な笑みを向けて。]

ん…そうか、良かっ

―…っ。

[返事をする間に背を押され、グランドピアノの広い屋根の上に倒される。
一瞬、目を閉じたがソマーリュが手を添えてくれていたので男は後頭部を打つ事は無く。]

(190) 2013/10/08(Tue) 16:37:04

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby