[>>187観察されているとは知らず、掌から伝わる熱に愛しさが込み上げてくる。グランドピアノの側で彼を抱き締めて―…。>>178]…?[少しソマーリュの心臓の音が早くなったような気がした。不思議に思い、背中に回した手はそのままに顔だけを上げた。自分も、と言われれば無防備な笑みを向けて。]ん…そうか、良かっ―…っ。[返事をする間に背を押され、グランドピアノの広い屋根の上に倒される。一瞬、目を閉じたがソマーリュが手を添えてくれていたので男は後頭部を打つ事は無く。]