司書 クララ

［議論が始まるよりも少し前、クララは談話室に顔を見せた。
　生きるも、死ぬも。まともに会えるのはこれが最後だと察していたから。
　そこには何人揃っていたか。］

　私には。誰も止めることなんて、できないのでしょう。だからお願いするしかありませんね。
　ここにいる人なら、人狼だと分かっても>>176殺したくなんて、ありません。
　人でも狼でも、あなたはあなただから。

［誰に対する言葉でもない。本気で返答までも求めてはいない。それはきっと、自分の力が及ばない
ことへの密かな謝罪。］

　こんなの、変ですよね。ゲルトさんも、シモンさんも、そしてみなさんも。許してはくれないでしょう。