― 出立前/センテナリオ ―
[ 伝言だけ残して、すぐに出立しようとして居たところへ、聞こえた声に>>186軽く頭を抱える。 ]
リヒャルト、それが一人前の魔導師の態度か?
大将らしく...は、お前には無理だろうが、少しは落ち着け。
[ 最初の言葉がお馴染みの説教になってしまったのは、こちらも仕方のない話だった。 ]
......遅くなったのは悪かった。
作戦の事は聞いたから、これからデメララの兵力を見に行く。どうしても危険だと判断したら知らせに戻るから、お前達は万全の準備をしてから向かえ。
[ 続けた言葉が、わずかに柔らかく響いたのは、男なりに教え子の無事な姿を見た安堵の現れだったが、伝わるものかどうか。* ]