―― 少し前:ユーリエと>>172 ――
……すみません
[大きな声を出して怯えさせてしまった、申し訳なさそうな声音で謝罪し彼女の雪を思わせる髪へ手が伸びかけるが
それでまた怖がらせたら、と手はすぐに止まる]
ここに来る前、世話をしている少女に
……自分が行くから神父様は行かなくていい、そんな風に縋りつかれまして。
貴女の姿が彼女と、重なったんです。
[自分を犠牲にしないでほしい、そう思ってのことだった
神父もまた、そうしようとしているのだけど]
……貴女が心を許し愛し合える相手を見付けられるよう、祈らせて下さいね。
[出来るだけ穏やかな声でそう言った*]