人狼物語−薔薇の下国

263 修学旅行試験


申 炉 ロー・シェン

[胸倉を掴む手の力が、僅かながらも断続的に変化して。
乗り上げていたせいでやや上から降ってきた声>>133に、はっとした表情を浮かべ、そちらの方に顔を向ける。直前に盗み見た大河の表情>>158も自分と同じく驚いたものだった。

珍しい、という言葉が妙に重く圧し掛かった。
無理もない。今は大人しくしているとはいえ、入学当初はそれこそ札付きの悪と呼ばれる程には喧嘩にと明け暮れていた。
今もなお問題児である織江とも拳を交えたこともあるくらいだ。]

こんなん、取り込み中でも何でもない。
どこにでもある、かるーい、スキンシップだろ。

[胸倉を掴んでいない方の手を、高殿妹にひらひらと振って。
我ながら説得力のない言葉だとは自覚していたが、半分は事実だ。
高殿妹が自分の座席に戻るのなら引き止める用件もなく。
制服の中で目立つ私服姿も、ホテルに着いた夜には着替えた生徒達に紛れてしまうだろうなと的外れの感想を抱いた。]

(190) 2014/10/17(Fri) 21:48:39

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