………スノウ。
[白猫を呼び出し、言伝する。
その言伝の先は、警備員のディーク]
ディークに伝えて欲しい。
私は第四エリアの花園にいると。
どうしても伝えたい事があるんだ。
もし難しいなら、其方に行っても良いと
そう、伝えて欲しい。
[そう言伝を依頼して、目を閉じる。
色とりどりの花が咲き誇る花園で、
娘は自らの髪に、腕の一部に、
黄色のカーネーションを咲かせていた。
落とそうと思えば直ぐに落とせる花だ。
待人が来るのに気付くか、
それともここを移動する事になるか。
どちらかの状態になるまで、
花は咲かせたままだろう]**