[>>169そんな内心を余所に連れに確認したらしき彼に名乗られる。
光栄、などと言われれば慌てて身を乗り出して]
いや、いやいや。
最高学府は大学院だし。
違う。
違うんだって、俺はそんな大したもんじゃないんだ。
俺はしがない学生であって、魔法使いではないぜ?
[故に、踵を鳴らして元の場所に戻す魔法なども使えないのだと。
自分が魔法使いだと思われる要素とは何だったのか…。
見た事のないものを使っている様はそのように見えたかもしれないが、別に空を飛んだわけではない。
一つ思い立って、おしぼりで手を拭うと携帯端末を取り出す。]
こ、これかぁぁ…っ?
[若干、水〇黄門の翳す印籠のようになってしまったのは偶然だ。
彼等は見た事がないだろうが。]