… 酷い、ものだな、 …ウェル、
貴公は俺が弱い言葉を良く識っている、
[苦笑しながらも片膝をついた姿勢はそのままに、それでも俺は彼が名前で呼んでほしいと言うのに異議を唱えはしなかった。
まさか、彼があの国を話で聞いていた事も知らなければ、それが目に触れたとも知らなかったものだから。
彼が裏腹複雑な心象であった事には気が付きもしないまま。>>179
俺は、再び口を開いた。]
ウェルは、 …この国が好きか?
[答えなんて、想像できている事なのに、だ。
… なお、後ほど。
尚書官長補佐の彼に名乗ったところ、非常にばっさりとした言葉が返ってきたのだったが。>>187
(当然、俺は尋ねられていないものだから、それに口を開きはしない。)]*