それでも……凄く、譲歩してくれたんだよ。[表面上は、追放にも似た宣ではあったけれど。裏に隠された意図は、朧に感じていた。だからこそ、届かないとわかっていても、『ありがとう』と言えた]……と……長殿は。私に、好きに生きる途を、選ばせてくれたんだから。[今ここで、その意図を説明する事はちょっとだけ難しい。誰が聞いているか、わからないから。だから、今はそれだけ言って]