[ 概ね、残り火を消し止めたと判断すると、男と騎竜は地上へと舞い降りた。 ]この先に、殴るべき相手がいるということですか。[ 守護者の纏う黒衣の色を思わせる漆黒の闇を、男は一瞬、険しい目で睨みつけ、ふ、と息を吐いて、先への備えを説く王へと>>185向き直る。 ]陛下も、できる限り御休息ください。まさか後ろに居れば、いくら消耗しても叱られないなどと思ってはおられないでしょうが。[ ちょっとジト目だ。* ]