[シグルドがこちらの脚に気を使ってくれる様子には]>>180 ……そうだな、済まないが、頼む。 ああ、いや――… ありがとう、だな。[両手が塞がっているのは不安でもあるが、普段なら自分で持っていたと思う。一瞬の逡巡の後にそれを渡したのは――先ほどのメイン・サロンでのトールとの一幕が、思いのほか、影響があったのかも、しれないけれど。]