>>180
うん、一緒に行こうね。
飲んだ後は、二次会三次会徹夜コースでね。
私は成人したてだから、色々教えてもらわないとね? ユーリエ先輩っ。
[彼女普段通り話そうとしている様子は伝わってくるが、彼女が感じている痛み苦しみを隠すことは出来ず。
逆に痛々しく聞こえていたのだが、真実を言うことも、顔に出すことも出来なかった。
せめて私も、と彼女と同じように、普段通りの声と感情に近づけるように努力したが]
皆で宴会? それも良いわね。
約束したから、楽しみにしてるからね?
明日には船が来て、病院に連れて行ってもらえるみたいだから、もう少しだけ……我慢してね……。
[やはり無理だった。
最後は涙声になり上手く話せなかったが、聞き取れただろうか。
一番辛いのは彼女なのに。自らが不安にさせてどうするのか。
――自分自身のことが、どんどん憎くて嫌いになりそう。]