― 広間 ―
[広間にはすでに人が集まっていて、それぞれに思い思いのことをしていた。
グリードを振っている薄紅の髪の少女が目に入った。]
おや?もしかしてアルペンハイムさんちのお嬢さんじゃない?
えっと、たしか…リーゼちゃん。
いつも旅先でアルペンハイムさんの薬にはお世話になっているんだよ。
急な発熱とか、怪我した時とか…飲み過ぎた時なんかにも、ね。
[言いながら、持っているワイングラスをチラリと見る。]
君も”招待”されたのかな?
よろしくね。
グリードわかる?
このゲームは「慣れ」だから、どんどん練習したらいいよ。