[ 取り残された相手は、どんな顔をしていたか。その傍らにやはり置いていかれた風の妖精がふわりと近付いて、面白そうに覗き込む ]『ウェルは落ち着きないから、困るわよねー。ところであなた、もしかして異界から来たお客さん?』[ ひらひらぱたぱた、薄緑の翅が、好奇心一杯に*揺れていた* ]