人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


変わり者 アレクシス

[黒いドレスを纏った美女が訪れたのは、それから少し後のことだったか。
優雅な礼を目にしてソファから立ち上がると、こちらも形式的な一礼を返す。
城主から紹介があるまでは口を開くこともなく>>175、冷めた感情の浮かんだ瞳を隠すように、にっこりと微笑んだ。]

 お初にお目にかかります、レディ・シュトラウス。
 私のことはどうぞ、アレクシス、とお呼びください。

[彼女の表情>>179からは、嫌悪も憎悪も読み取れない。
笑みの下に好奇心が隠れていようとは、思いもしなかった。
だから親族に被害者がいなかったのだろうと、ただそれだけを理解して、名と姿を記憶に留める。

嫌われていないのなら嫌いはしない。ただし好いている訳でもない。
男にとって吸血鬼というは、そういうものだ。]

 そして君がレディのお子ですか。
 名前を聞いても?

[隣に控えているであろう青年にも形だけの声をかける。
欠片だけの興味、あとはただの気紛れだ。]

(189) 2014/02/17(Mon) 21:17:00

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