…………。[感じたのは風の力と、空の高さ。遮るもののない、天穹。籠越しにずっと焦がれていたものが、そこにある、と。そう、認識した瞬間──言葉で言い尽くせない何かが胸に広がる。ふら、と高い方へと行きそうになるのを押し止めたのは、オズワルドの声。>>185]