ヴァイスメーヴェが一瞬でも隙を作ってくれれば、シュヴァルベは、他の艦を率いてモルトガットの旗艦を目指す。
勿論、簡単には近づけないかもしれないが…誰かが壁に穴を開けておいてくれるかもしれないからな。
[ その可能性は決して低いものではない、と、男は言って ]
まあ、後は、俺と提督の運次第だ。
[ 笑いながら口にしたある意味投げっ放しな言葉に、ヴィクトリアはどう反応したか ]
役目が終わったら、出来るだけ無茶はするなよ?
[ 絶対にするな、と言わないのは、こと操船に関しては、多分それは言っても無理だろうとは、解っているからだった* ]