……何言ってるんだ? 真理……。
[走る最中、語り出す彼女>>177。
聞き捨てならない言葉。 続く言葉は真理とは違う名>>178。
そして半ば諦めたように聞こえる台詞>>180。
突然のことに頭が追い付かず、それでも保健室へ颯爽と走る。
その間、誰かとすれ違ったとしても、目もくれない。]
……諦めたりするなよ、白水。
[ただ一言励ました。
知らぬ名を聞かされた俺は、真理と呼ぶのを少し躊躇い。
いつぶりだか、それとも初めて呼んだか。 苗字だけを口に。
鏡の輝き>>181に目を細めるが、走るのは止めなかった。]