[白銀から覗くシメオンの褐色の双眸が瞬かれる>>178を見る。“子”という境遇に親近感を抱く男はその言葉聞き入り] ――…そうか。 それを聞いて、少し安心した。 二年、なら、倍もそちらが先輩だったようだ。[起き上がろうと腕に力込める。ついた手指をシーツに絡ませて気だるげに上体を起こした。] 私も、忘れず――… これ以上、変わらずにいられるだろうか。[自問するように呟いて、深く息を吐く。]