― 平原 ―
[森側の奥では、そろそろ波状攻撃の次発隊が準備を始める頃合いだろうか。
弓矢・投石兵たちも次の持ち場を目指しているだろうが、時間がくればこちらの交代を支援した所で一旦休憩となる。
――と、そんな思惑を正確には相手は読めていないだろうが>>181。
深追いをしないまでも容赦のない攻撃が、こちらの戦力も徐々に削りつつある。
精鋭隊の中にもそろそろ体力の厳しい者が出て来た]
[その時、次発隊に先んじる形で、伝令に出していた者が戻ってきた。
盾兵が援軍に回ってくれた>>161ことをそこで知る]
助かった……。
流石にベリアン様は見越していたか。
[こちらの力不足は恥ずべき所だが、敬愛する上官に救われたことは素直に嬉しい]