卒業後も、紹介先の関係でしばしば士官学校へと行く機会があった。 教務課に仕事の報告と、医術教官に病状の経過を報告して。 帰りに食堂で、懐かしい食事を取った。 カークのお菓子教室で馴染みになった食堂のおばちゃんに、 食堂の仕入先を教えてもらった。 砂糖と小麦粉と乳製品。生活の必需品だ。 消費が激しいのは分かっていたつもりだったが。 改めて一緒に暮らすと、……メルの燃費の悪さに驚く。 きっと身体の作りが違っているのだろう。