その子、リエヴル様の…?[探していた目的を一旦忘れ、しなやかな肢体の馬に目を奪われる。その馬には一度乗ったことがあった>>0:315>>0:424。速度を優先すると言いながら、乗り心地は酷くなく、むしろ気遣ってもらっているのが解る程。これは乗り手だけでなく、馬自身も気遣う心を持っていたためだろう。緊張していてもそれを感じ、賢い子だと思った記憶がある。その時の『おまけ』に浮かべたリエヴルの表情までは気付けていなかったが]