『……そして、貴方も人殺しになればいい。少しでも、僕の苦しみを、わかればいいんだ。』>>153[事情は知らないが、そう泣き叫んでいた少年を思い出す。]…僕だってもうとっくに、人殺しだったんだよ…[誰にともなくつぶやいた。すでに一人殺している。しかも相手は恋人だ。二人目からは何の抵抗もなく殺せると思っていたのに。]…慣れないものだな…[自嘲気味に笑う。これで終わるとは思えない。子供一人殺すのにこんな様子で、恋人の願いをかなえられるのだろうか。]