人狼物語−薔薇の下国

357 Cross×World


大地の守護者 アイリ

 ― 『世界樹』の枝 ―

[危うく体制を崩しかけたが。
その時に、腕を掴もうとしていたトオルの様子は察していたのか]

 ……ふん。この僕がこの程度でどうにかなるワケがない。

 お節介、なんて寝言を考えちゃっている暇があれば
 お前こそ、うっかり世界樹から根の方まで転落してくれるなよ?

[じろ、と向けた瞳を戻してからは、少し急ぎ足と化して。
世界樹の枝。葉ずれの音と、ゆれるこずえの音を耳に挟みながら、進んでいけば。
足場の悪い枝の空間が終わり、枝と枝が綿密に絡み合い、ひとつの巨木の様にふとい枝となり、足元の固められた、枝の広間に出迎えられて…]

(187) 2015/07/18(Sat) 01:46:15

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