人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


蒼眼の天使 カレル


[ 噂に聞けど悪に身を堕とした者にすら
 触れられた事も言葉を交えた事もく
 ただ神を愛し神に愛される事を随一に望む
 使徒は未知を厭う。

 知る者以外信じる者以外を穢らわしいと
 半ば信じ込んでおり、
 俗世の感情を持ち神に仇すると堕とされる
 事のみを恐れているのだから、

 愛≠祈りながら愛なぞ要らぬと
 人を誑かし悪へと誘う呪いだと信じ込んでいた。

 平等に愛さながら愛さない矛盾を
 その身に孕みながらも折れず二対ある
 白い翼はこの天使のお気に入りであった。

 この躰こそ、決して失いたくなく、
 穢されたくないものであった。 ]

(187) 2018/03/19(Mon) 22:50:57

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