[タクマのグラスに日本酒を注ぎながら、]
いえいえとんでもない。耳馴染みのない単語は、覚えにくいですよね。私は正式には「タ・チ・ア・ナ」といいますけれど、あなたの国の花の名で呼んでもらえるなら、それがうれしいです。
言葉の壁…そうでしょうね。細かなニュアンスにも国独特の表現もありますし。
でも、タクマさんの言葉、とても聞きやすくて自然ですよ。もし万が一言葉で失礼があってしまったとしても、誠実そうですし、態度で示せば誤解されることはないんじゃないかしら。
[そんな風に、少し、励ましの気持ちを込めて言う。]
ところで、日本酒にはどんなおつまみが合うのかしら?
[彼が楽しく会話できるだろうかと、彼の国の話を振る。もちろん、おつまみは自分も大いに興味がある。]