…………はぅ。[一方その頃、少女は囁きに顔全体から湯気が出そうになっていた。 彼がすごく近くにいるように感じて、嬉しくて気恥ずかしくて、自分から頼んだことなのに、どんな反応をすればいいかわからなくて。 少年の肩口へ額を押し付け、少年の胸元に置いていた腕をぎゅっと背中へ回した。][このまま時間止まってくれないかな……なんて考えていると][ごす][と、少年の後頭部へ入る小さな蹴り。]