[肩に食い込ませた身体を壁の方へと投げ飛ばせば>>181、爪に付いた血を舐める。
ああ、やはり血は旨いな。]
くくく……
[滴り落ちる血に舌舐めずり。
さあどこを喰ってやろうかと考えていると、伸び始める鋭い爪。
――人狼の覚醒。そうなら迎え入れようと思ったのに。
男と同じ赤い瞳で睨み付け、ナイフで斬り掛かってくる相手に鼻で笑った。]
まぁだ抗うのか
抗わず、こっちに来たら楽なのに
[嘲笑う。
それでも襲ってくるならば容赦はしない。
“降り掛かる火の粉は払わねばならない”
そんな大振りな攻撃じゃあ、避けるのは簡単>>183。
掠り傷程度ならば物ともせず、適当に躱せば喰らうために、彼の心臓を狙って一突きするのだ。*]