…っ、[ラウンジの椅子に一人座り、瞑目する。感情の抜け落ちたレトの瞳は、過去の自分の事を思い出させ。―胸で暴れ回る感情をどうしていいのやら分からない。]ー…。[乱れる気持ちを落ち着かせようと紡ぐのは、春の訪れを喜ぶ楽曲。無意識の内に行っていたそれは、いつしか癖になったもの。]