―回想から現在/メイン・サロン―
[ノトカーの店で修理したという言葉に、治ってよかったですね……と微笑む。
チラリと扉の方へとサシャの視線が動いたような気がして、そういえばノトカーの姿が見えないことに気づいた。
「ちょっと待っててくださいね。」と髪を撫でたのは、無意識に記憶の中の少女に重ねていたからなのか。
照れたように、ツンツンと突かれれば>>163、思わず苦笑の笑みが零れた。
(痛てて……)
可愛かったので、甘んじて受け入れてしまったけれど。]
[そしてギターを調整して>>129、サシャの元へと戻る。
しかしサシャの、どこか痛そうな、それを必死にこらえるような顔を見て、エレとの会話、聞こえていたんだな……と、くしゃりと、申し訳なさそうに、例の情けない顔で笑う。
Nルームに行きませんかという彼女に>>170、頷いて。
エレキギターを持っていこうと、そう思った時だった。]