[部屋に入り扉を閉めると、手早く銃を引き抜き、ベルガマスコへ突きつける。]
閣下、動かないでいただきたいものですな。
この距離なら急所はともかく、身体を外すことはない。
閣下が銃を引き抜くよりは、小官が銃爪を引くほうが早いと思われます。
[銃を突きつけ淡々と言う。
そして狙いをつけながら、二人ともが視界に入る場所へと移動した。
もし二人同時に飛び掛ってくるのなら負けるのは自分であろう。だが、どちらかは撃てる。片方は道連れにしてやる。]
さて閣下、この状態で恐縮ですが、何か言いたいことはありますかな?