[生木のバリケードの奥に歩兵隊が控える中に態々突入してやる義理もない。]ったく、閉じこもってんなら出てきていただこうか[毒づき腰に携えた油の袋とと火矢をバリケードの向こうへ向けて撃ち放つ。当たらずとも燃え広がりさえすればいい。帝国兵がその場に留まっているならば、燻し出したところを撃破すればいい。]竜騎兵隊隊長殿の炯眼に感謝してありがたく使え![ぱ、ぱ、ぱ。と火矢が続けてバリケードの反対側を狙い撃ち放たれる。落ちた先から煙が立ち始める。]