………………?[まさかトールが動揺している>>179とは思わず、どうしたのだろうとじっとその顔を見つめた。だが、続く言葉を聞けば、ぶんぶんと勢いよく首を振った後、再び右手の痛みに暫し悶絶する。] …………せ、先輩にそのようなこと、あるはずが……![痛みを堪え、なるべく平静を装いつつ。] 甘えさせていただきます、トール先輩。[少しおどけたように言いながらも、状況を考えれば文字通りである。こんな言葉を他者にかけることなど、普段のリエヴルでは考えられない。]