人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


魔王 カナン

[澄み渡る高い空。
昇りゆく太陽の上から、飛んでくるものがある。>>164
太陽の中から生まれ出るように、小さな黒い点が次第に色形を備えていく。

最初は意思だった。
止める、という意思。

次に届くのは声。
そして、淡く輝く矢。]


 来たか。
 そうか、来たか。


[飛来する矢を目の前で掴んだ。
喜色を浮かべて立ち上がる。
矢を握る手から薄く煙が立ったが、構わず鏃を握りつぶした。]

(185) 2017/02/10(Fri) 15:05:21

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