──── →医務室 ────
[ "吸って、吐いて"と言う声に合わせて深呼吸をする。>>163
ふぅーという音が弱まるのと同時に私の焦りも落ち着いていく。
ベッドを進められれば"はい"と返事をして腰掛ける。
すごい。ベッドだ。とても柔らかい。
…………ご主人様はここに居たのだろうか。
シーツの上に手を滑らせてその感触を知る。
そしてこのひんやりとしたベッドに主人がいたのだろうかと思案する。
ロー様は椅子に座るとご主人様の事を話し始めた。
私が知りたかった事を的確に教えてくれる。 ]
……そう…でしたか………
ご主人様はここにいらっしゃると思っておりまして…
ご無事、なのですね…
[ 取り敢えずは安心だ、とホッと息をつく。
そして今はメイン・サロンにいらっしゃるらしい。
この後急いでそこへ向かおうと思う。
この時はまだ、会う相手が誰なのか気にすることはなく。 ]
お伝えいただき、ありがとうございます…!
[ ぴょんっとベッドの上に乗り、正座をして深く頭を下げる。
やっぱり私は正座の方が落ち着くようだ。
ベッドの上で、というのは失礼かもしれないが。 ]