白息吹[部屋の中に入っている少年を、追いかけるつもりはないのか>>182炎の一点を突き破るような細い風は、獣耳の魔女の腹部へ突き刺さらんと駆け抜けております。触れれば、たちまち氷の張ることでしょう。]「あらたなまほうを、試すきかいではありません?」[胸元に触れさせていた紅紫。この傀儡のまほうが全て雪女伝説に関わるものならば、大方予想はつきますが。今はまだ、使わないのか。]