――…、何処かで聞いたような話だな…[王子は、こういった文献も入手し、呪術を完成させていったのだろうか。最後の頁を捲る。仲間を犠牲に、たったひとり、城に佇む吸血種の画。国王の息の根を止める描写で、物語は終わっていた――…**]