[関係のないシモンが飛び出して来た事にアルビンは動揺している。ディーターがシモンを突き飛ばしてくれたから怪我はさせなかったが。
アルビンの持つ火かき棒は奪い取られてしまっただろう>>181。羽交い絞めしようと後ろから迫ったオットーの声にアルビンは動きを止める。]
……じゃあ、どうすれば良いんだよ。良かったんだよ。
[死んで欲しくないって言いながら見殺しにしたのかと言われれば返す言葉もなかった。何も出来なかった。
これ以上、大切な人達を無くさない為にはどうすれば良いんだ。
オットーにアルビンは大人しく拘束され処刑の時間まで暴れる事はなかっただろう。**]