人狼物語−薔薇の下国

532 天命昇華


砂金石の眷属 ミーネ

― 湖畔 ―

[立ち上がって二人に向けた顔は、それまでの人懐こいものとは少し違う、淡い微笑を湛えていた。
 掴みどころが消えたようにも感じられるかもしれない。……背の風呂敷がなかったなら、多分]

 じゃあ、もう行かなきゃ。
 とっても楽しかったのよ。ありがとう!

[それから、少しだけ迷ったあと]

 頑張ってね。

[一言告げると足元を蹴り、呼び寄せた風に乗って。
 湖上で大きく一度手を振ると、彼方へと去って行くのだった*]

(185) 2020/02/25(Tue) 00:02:41

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