……っ…[「自分を殺すか」との言葉とともに発せられたその殺気に、身動きが取れなくなる。表情に乏しい彼のこんな様子を初めて見た。まるで見えない力で押さえつけられているようだ。ひるんだように、ポケットから手を出す。]…こんなときに、食事なんてとっていられるか。[戦意喪失ととったのか、オットーから感じた殺気はいつの間にか消えていた。何事もなかったかのように昼食の準備に誘う彼に言い捨てて、談話室を出た。]*