人狼物語−薔薇の下国

540 黒狼幻燈 ―銀星平原裂魔行―


残月の騎竜師 メレディス

承知しました。
陛下の御身は...必ずお守りしますので『守護者』殿の手綱の方は、くれぐれもよろしくお願いします。

[ 実にあっさりと、男は頷いて今度こそ綺麗な一礼を君主に贈る。 ]

...師団長に言うだけは言ったと報告しないと、ぶっとばされますから、これで肩の荷が降りました。

[ 次いで顔を上げ、男は、まっすぐに、王を見つめた。 ]

陛下の風を身に受けて飛ぶのであれば、命の際も超えてみせましょう。
どうぞ、安心してお任せを。

[ 危険を目にした以上、一度は止めてみせなければ、上官に顔向け出来ない。けれど、本当に言いたかったのは、こちらの方だと、晴れ晴れとした笑顔が告げていた。
君主自身も、彼を守る者の命も決して取りこぼさせはしない。
それが、男の決意であったから。* ]

(185) 2020/09/20(Sun) 01:05:11

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