人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


邪眼の怪物 クレメンス


 おや、もう音を上げてしまうのか。
 確かに―――…、随分と柔らかく解けたようだ。

[一拍挟んだ意味深な間を拭うは微笑。
 指摘の示唆は彼の深い場所で蠢き続ける質量。
 その場に崩れ落ちた際にも、引力で侵攻を深めた変幻自在。

 彼の内側に触れる感覚を拾い、具合を教えれば、頬に視線を寄せ。]

 ならば仕方がないな。
 手伝いを呼ぶか。

[彼に確認する声色は、楽し気な色合い。
 先も、紅白とすれ違っただけで怯えた彼を、一層脅かすような。]

(185) 2018/03/23(Fri) 01:02:27

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