―現在―
[数コールの後、目当ての人物は出てくれたようで、どうしたの?と声がする。>>179
いや、警戒して出てくれないかとも思っていたから助かった。
名乗って言葉を続ける。]
急にごめんね。
ほら、非常事態の際って、官側で動くことが定められてるのよ。
……でも流石に毎日花屋をやってて、まともに動けるとは思わないのよね。
だから、年長者の貴方に指示を仰ごうかなぁと思ってね?
[軍属だってことは知られていたらしい。
……というか、制服着用の時点でご察しのとおりだ。
自分がまだまだ未熟ものであることは知っているので、"お嬢さん"と呼ばれても特に意に返さずに。
……流石にもう5年したら……お嬢さんはやめて欲しいけれど。
年長者って言ったのは、純粋に尊敬の気持ちを込めてであって、お嬢さんって言われたことの無意識化での趣向返しなんかではない筈だ。]
いま第2エリアにいるの。
逃げ遅れた人がいないか一応は見回っていたんだけどね。
……このままじゃ私、普通に店に帰って仕事しそうなのよ。
[最後は少し、困ったように。
カレルに頼まれていた薬品の調合>>146>>148 なんかがこんなときにも関わらず、脳裏をよぎったりして。]