>>128
ミスがあったのか。大事に至らなかったのは何より。
[勢いのある返事や仕草がいかにも学兵のそれなので、内心微笑ましく思いながらも、ミスと聞けば僅かに眉間の皺を寄せた。まあこの明るい口調で「問題ない」と言われればそうなのだろう。
そういえば、承諾書類は准士官が担当していたか。島に到着するまでに、一度目を通すのもいいかもしれないな。
そんな事を考えていたが、急に様子を変え船内へとくるり背を向けるフレデリカを見れば]
船酔いか、大事にな。酷い様なら薬を貰うといい。
[そのまま慌てる背を見送った。]